HISTORY

SOYUL物語history

はじまりは、北海道に自社牧場をつくる挑戦から

北海道の大地に、静かに息づく牧場があります。澄んだ空、吹き抜ける風、そして白銀に包まれる長い冬。その厳しさのなかで、しなやかに、たくましく生きる羊たち。SOYULの物語は、この牧場から始まりました。

2019年、私たちは外食事業への参入を果たし、国内外から選び抜いた羊を仕入れて提供。事業は順調に成長し、多くのお客さまから高い評価をいただきました。
しかしどれほど厳選しても、お客さまに提供する羊がどのような環境で育ち、どんな想いを込めて届けられたのかまでは、知ることができません。品質も、鮮度も、そして想いも。すべてに胸を張ってお届けするには、自分たちの手で育てるしかない。そう強く感じたとき、私たちはゼロから牧場をつくるという、挑戦に踏み出したのです。

命と向き合う中で、見えてきた可能性

羊を育てるという営みは、想像以上に多くの手間と学びがありました。人手の確保、出産期の24時間体制での見守り、羊舎の整備や衛生管理。どれも簡単ではありません。そしてなにより、私たちが向き合うことになったのは、羊の命そのものでした。草を食み、穏やかに寄り添って過ごす羊たちの姿には、静かで力強い生命力があります。こうした経験を通じて、羊の持つ力をさらに活かす方法を模索するように。命と向き合う立場として、持続可能な循環を築いていく必要性を強く感じるようになりました。

そんなときに出会ったのが、羊プラセンタの可能性でした。

羊の出産時にしか得られないこの成分は、再生力や保湿力にすぐれ、古くから美容分野でも注目されてきた希少な素材。まさに、命を育む力そのものだと感じたのです。

頭皮は改善できるということを実感

当初は、美容液やフェイスマスクなど、スキンケア製品の構想を描いていました。そんななか、ひとりの社員がぽつりとこぼしたのです。「顔はメイクで隠せても、髪は隠せない」。その静かな一言が、開発チームの心に深く響き、プロジェクトの進むべき道を決定づけました。

実際、社内にも頭皮の乾燥やフケ、薄毛に悩む社員が多く、さまざまな声をもとに開発がスタート。試作品が完成してからは、十数名がモニターとして毎日決まった時間に使用し、変化を確認しながら記録と撮影を続けました。
やがてモニターからの「髪の触り心地が変わってきた」「地肌の見えていた部分が、少し黒く見える気がする」といった声が届くようになりました。そんな中、「乾燥していた頭皮にうるおいが戻り、細く頼りなかった髪にハリが出てきた」という実感の言葉が、私たちの背中を押しました。

自分たちで育てるという選択

悩んでいる人の力になりたい。
自然の力を信じて届けたい。

私たちは、北海道で羊を丁寧に育て、その上質なプラセンタを活かしながら、頭皮のための美容エッセンスをつくり上げました。頭皮や髪に本当に必要なのは、刺激の強さではなく、毎日の中で続けられるやさしさと確かな実感。

羊の命を大切に扱いながら、美容の可能性と真剣に向き合ってきた私たちだからこそ、かたちにできたのが、SOYULです。

SOYUL

それは、明日を変えていく小さな一滴。
私たちのすべてを込めた、静かで力強い答えです。

※ プラセンタ(羊プラセンタエキス)に含まれるアミノ酸やヒアルロン酸の働きにより、肌の角質の水分を保持することで肌の乾燥の改善が期待できる。